吉野山の上千本に「吉野水分神社」という場所があります。

山を登った先にひっそりとある神社で、水を司る神様が祀られているとのことです。

この世界に神さまがいるかどうかは誰にもわからないし、僕自身神社のことは詳しいわけじゃないですが、

ここに来ると本当に神さまがいるような、そんな気がしてくるような空気を感じます。

神聖で、不思議な感じのする場所です。

子どもの頃は、不思議なことで包まれている。

大人になってからは思い出せないことも多いですが、ふとした時にそういう体験があったり。

友達の家に行くまでのいつもの道でさえ、たまに不思議な出会いがあったりする。

大人になるとその頃の感覚はだんだん、薄れていくものだと思いますが、

ここに来て、静かに座っているとその頃のことをかすかに思い出します。

今回は、子ども時代に心を寄せながら、

ここに来て感じた空気を「神さまの通り道」という絵にして描きました。

なんだか、描いていて懐かしい気持ちになりました。

今回滞在したTENJIKU、結ほんまち屋敷にて