吉野の津風呂湖のすぐ近くにある、ジャズ喫茶であり、

町中図書館でもある「古民家パーラー　フクバタケさん」

大正時代の建物を少し改装して開店されたのですが、とても素敵な場所です。

吉野では図書館がないので、「図書館がない吉野町でまちじゅうが図書館になるプロジェクト」として、各地にユニークな小さな図書館があります。

ご夫婦で運営されているのですが、

ご主人はジャズピアニストで、喫茶店自体がコンサートホールでもありコンサートも時々開催されているとのことです。

とても静かな時間の流れる、落ち着く雰囲気です。

また、前途したようにここは町中図書館でもあり、本の貸し出しなども行っています。

面白い本がたくさんありました。

大正時代の本を触れられるだけでも、何だか感動します。

僕の本『ずっと変わらないもの』を読んで頂き、

ご実家で「はちろうくん」という17歳の犬を飼われているとのことで、縁を感じました。

「北川さんの絵にひと目で心を撃ち抜かれ、この本を開いただけでお店の中で泣いてしまい、ゆっくり読みながらお店の裏で号泣しました。」

「読み終わったあと、世界が何倍も美しく見えます。」と、

とても嬉しいご感想を頂き、

この静かな空間なら自分の作品がとても合ってそうだなと思い、また縁を感じていたこともあり、

『ずっと変わらないもの』置いて頂けることになりました。

本当にありがとうございます。

近くの「津風呂湖」もとても素晴らしいです。

雨でしたが、雨の吉野もまたとてもいいです。